New QX α0.70 (2015/11/04) から「旧QXの設定のコンバート」機能がつきました。手順は以下のとおりです。
この手順は New QX に付属の readme.txt の「■α版 0.61 → 0.7への変更点」に記載されています。
旧 QX と New QX とではあまりにも違うところが多すぎるためか、設定コンバートで引き継げるものは全体のなかではあまり多くない印象です。カスタマイズしたメニューも引き継げませんでした。
色設定はだいたい引き継げますが、New QX には3種類の色設定を切り替える機能はないので、qxdata\ini\oldqxformat に保存されている色設定から別のものを読み込むことで切り替えることになります。
書式設定はコンバートはされますが、-900 起動で自動的に読み込まれないので、あとから qxdata\ini\oldqxformat から個別に読み込んで保存します。これは New QX の readme.txt や ini ファイルなどを読むためにすでに作成してある設定を上書きしないためだと思います。保存できる書式は以前の 15 から 30 に増えていますので、じゅうぶん追加する場所があります。
書式設定のなかでも「見出し」の設定は、New QX では「アウトライン」に進化し、正規表現も使えるようになったため、そのままではせっかくの機能を生かせません。
読み込んだ書式設定は「アウトライン」がオフになっているので、個別にオンにしてください。設定に不適切な文字列があると、ここでエラーになる可能性があります。
個人的にはコンバート機能は使わずに、旧 QX から色設定だけエクスポートして、New QX で読み込めるだけでいいかな、と思います。α版も初期のころはそれもできずに、マクロで適当に変換してみたりしましたが、その手間がなくなりました。色設定が引き継げるだけで、心理的にはずいぶん安心できます。